夏の引きこもりのあと・・・(4)
二週間に渡り1700年代の歴史的オルガンに触れ、大聖堂や教会の素晴らしい響きの中でたくさんの学びを得られたことは本当に貴重で幸せな機会。長い歴史を経て今に至る楽器のまえに座ると、とても感慨深いものがありました。ただただ楽器から教えてもらうことの多さに楽しみと幸せと喜びがいっぱいで…>_<…
コンクールをすべて終えた翌日は夕方から受賞者コンサートがある日。
受賞者みんなで朝からリハーサル。
そして午後、ザクセン州の首相や街のお役人さん、審査員の先生方が集うニコライ教会で受賞のお祝いの式典に出席。
受賞した3人で、分厚い街の記録書にサインし、銀でできたパイプのバッジを記念にいただきました。
(フライベルクは銀の街でも有名なんです。)
右:2位のミヒャエル(ポーランド出身)、左:3位のオルガ(ロシア出身)と一緒に。
ミヒャエルとは実はシュトゥットガルト音大で一年だけ同じ門下で勉強した仲間でした。こんなところでまた再会し、受賞者として一緒に残れたこと、彼の本当に優しくて穏やかな人柄にたくさん助けられました。ありがとう!
式典のあと、3人で受賞者コンサートのある大聖堂へ。
すでに聴きにきたお客さんで入り口も中もごった返していたなかを潜り抜けて、オルガンのある上まで階段をのぼる。
げっ!!ビデオカメラがある!下にはスクリーンも出ている!
演奏姿を映されるとは聞いていなかったので、3人でびっくり
「ねぇ、マミ、僕のネクタイこれで大丈夫?」とミヒャエル。(笑)
私がこすれて白くなっていたオルガンシューズをその場で黒く塗り磨いていたら、横から「それ私も塗っていい?」とオルガ。
演奏会前なのにみんなであたふた。
そうしていると、今度はテレビ取材の大きなカメラとインタビューのお姉さんが大きなマイクを持って近づいてきて。
取材に一人ずつ答えることに。ああ、ドイツ語でまた冷や汗・・・
そんなこんなでバタバタしていたら、コンサートの時間はあっという間にやってきました。
満員の大聖堂で演奏できるなんて(>_<)
バロックアンサンブルの方々の演奏があって、その合間合間に受賞者が演奏するというコンサート。
素晴らしい歌声でたくさんの讃美歌、バッハのモテットなどが歌われ、終始とても厳かな雰囲気でした。
ばっちり演奏している手や全身が映し出されることにちょっと緊張しながらも、この場にいられる大きな幸せに包まれて、本当に夢のような時間で。
自分が鳴らしている大聖堂のオルガンの響きを思いっきり楽しめたひとときでもありました。
演奏し終わった後、3人で階段を走って駆け下り、受賞者の席に着席。
そこで受賞式が行われ、花束と重たいトロフィーをいただきました。
オルガに「マミ、今日は泣いちゃだめよ!」と強く言われていたのに、私はここでも涙涙になってしまい、隣にいたミヒャエルがハンカチを出して、「マミ、泣かないの~笑って~」と言ってくれて。
そのあとの写真撮影。
信じられない気持ちと、感謝の気持ちと、大きな大きな幸せに顔がひきつってしまったな・・・
全てを終えて、3人でオルガンのところで記念写真
そしてフライベルクでの最後の晩餐
久しぶりのガッツリごはん
コンクールを共にしたオルガンシューズも、お疲れ様でした。
コンクールでは温かいスタッフのみなさんにいつも支えられて、気の合う仲間と励まし合って過ごした毎日でしたが、たくさんの仲間やその演奏、素晴らしい審査員の先生方に出会い、その先生方が操るオルガンの演奏に圧倒された二週間でもありました。その延長に今回、1位という大きな大きなご褒美をいただけて、ただただ幸せです…>_<…
まだまだ実感がなくて、ずっと夢の中にいる感じでいますが。
これからもヨーロッパでたくさんのオルガンに出会えることを楽しみに、また学びの時を大事に過ごしたいと思います。
たくさんの応援と温かいお祝いの言葉をいただいて、伝えきれない感謝の気持ちとともに・・・
長田真実
あ・・・ミヒャエルのハンカチ、シュトゥットガルトのお家までもって帰ってきてしまった。。。(^_^;)
コンクールをすべて終えた翌日は夕方から受賞者コンサートがある日。
受賞者みんなで朝からリハーサル。
そして午後、ザクセン州の首相や街のお役人さん、審査員の先生方が集うニコライ教会で受賞のお祝いの式典に出席。
受賞した3人で、分厚い街の記録書にサインし、銀でできたパイプのバッジを記念にいただきました。
(フライベルクは銀の街でも有名なんです。)
右:2位のミヒャエル(ポーランド出身)、左:3位のオルガ(ロシア出身)と一緒に。
ミヒャエルとは実はシュトゥットガルト音大で一年だけ同じ門下で勉強した仲間でした。こんなところでまた再会し、受賞者として一緒に残れたこと、彼の本当に優しくて穏やかな人柄にたくさん助けられました。ありがとう!
式典のあと、3人で受賞者コンサートのある大聖堂へ。
すでに聴きにきたお客さんで入り口も中もごった返していたなかを潜り抜けて、オルガンのある上まで階段をのぼる。
げっ!!ビデオカメラがある!下にはスクリーンも出ている!
演奏姿を映されるとは聞いていなかったので、3人でびっくり
「ねぇ、マミ、僕のネクタイこれで大丈夫?」とミヒャエル。(笑)
私がこすれて白くなっていたオルガンシューズをその場で黒く塗り磨いていたら、横から「それ私も塗っていい?」とオルガ。
演奏会前なのにみんなであたふた。
そうしていると、今度はテレビ取材の大きなカメラとインタビューのお姉さんが大きなマイクを持って近づいてきて。
取材に一人ずつ答えることに。ああ、ドイツ語でまた冷や汗・・・
そんなこんなでバタバタしていたら、コンサートの時間はあっという間にやってきました。
満員の大聖堂で演奏できるなんて(>_<)
バロックアンサンブルの方々の演奏があって、その合間合間に受賞者が演奏するというコンサート。
素晴らしい歌声でたくさんの讃美歌、バッハのモテットなどが歌われ、終始とても厳かな雰囲気でした。
ばっちり演奏している手や全身が映し出されることにちょっと緊張しながらも、この場にいられる大きな幸せに包まれて、本当に夢のような時間で。
自分が鳴らしている大聖堂のオルガンの響きを思いっきり楽しめたひとときでもありました。
演奏し終わった後、3人で階段を走って駆け下り、受賞者の席に着席。
そこで受賞式が行われ、花束と重たいトロフィーをいただきました。
オルガに「マミ、今日は泣いちゃだめよ!」と強く言われていたのに、私はここでも涙涙になってしまい、隣にいたミヒャエルがハンカチを出して、「マミ、泣かないの~笑って~」と言ってくれて。
そのあとの写真撮影。
信じられない気持ちと、感謝の気持ちと、大きな大きな幸せに顔がひきつってしまったな・・・
全てを終えて、3人でオルガンのところで記念写真
そしてフライベルクでの最後の晩餐
久しぶりのガッツリごはん
コンクールを共にしたオルガンシューズも、お疲れ様でした。
コンクールでは温かいスタッフのみなさんにいつも支えられて、気の合う仲間と励まし合って過ごした毎日でしたが、たくさんの仲間やその演奏、素晴らしい審査員の先生方に出会い、その先生方が操るオルガンの演奏に圧倒された二週間でもありました。その延長に今回、1位という大きな大きなご褒美をいただけて、ただただ幸せです…>_<…
まだまだ実感がなくて、ずっと夢の中にいる感じでいますが。
これからもヨーロッパでたくさんのオルガンに出会えることを楽しみに、また学びの時を大事に過ごしたいと思います。
たくさんの応援と温かいお祝いの言葉をいただいて、伝えきれない感謝の気持ちとともに・・・
長田真実
あ・・・ミヒャエルのハンカチ、シュトゥットガルトのお家までもって帰ってきてしまった。。。(^_^;)
by mint-cherry
| 2015-09-13 23:04
| 留学生活 in Stuttgart